いびきレーザー治療の費用相場|保険は使える?他治療との違いも整理

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いびきレーザー治療、結局いくらかかるのか?

「いびき レーザー 費用」と検索する人の多くは、治療に興味はあるものの、金額感がつかめず一歩踏み出せない状態にあります。
調べてみると「数万円でできる」という情報もあれば、「総額で10万円以上かかった」という声もあり、正直どれが本当なのか分かりにくい。さらに、保険が使えるのかどうかという点も判断を難しくしています。

いびきは命に関わる病気ではない一方で、睡眠の質や家族関係に影響するため、「できれば改善したいが、無駄な出費は避けたい」という心理が働きやすい症状です。そのため、費用に対する不安は非常に自然なものだと言えます。

この記事では、いびきレーザー治療の現実的な費用相場を整理したうえで、保険適用の考え方、さらに他の治療法との違いまでを一つずつ解説していきます。
「自分にとって、この治療は本当に選ぶ価値があるのか?」を判断するための材料として、冷静に読み進めていただければと思います。


いびきレーザー治療とは?まず仕組みを整理

いびきレーザー治療は、のどの奥(主に軟口蓋や口蓋垂)にレーザーを照射することで、組織を引き締める治療法です。
いびきの多くは、睡眠中に喉の粘膜が振動することで発生しますが、加齢や体重増加によってその振動が起きやすくなることが原因の一つとされています。

レーザー治療では、切開は行わず、レーザーの熱作用によって粘膜を収縮・硬化させます。その結果、空気の通り道が安定し、振動が起こりにくくなるという仕組みです。
外科手術と比べると体への負担は小さく、日帰りで受けられるケースがほとんどです。

ただし重要なのは、すべてのいびきに効果があるわけではないという点です。
鼻づまりが主因の場合や、重度の睡眠時無呼吸症候群では、レーザー治療だけでは十分な改善が見込めないこともあります。
あくまで「喉の緩みが主な原因のいびき」に向いた治療であることを、最初に理解しておく必要があります。


いびきレーザー治療の費用相場【全国的な目安】

いびきレーザー治療の費用は、1回あたりおおよそ3万円〜8万円程度が全国的な相場です。
ただし、ここで注意したいのは、多くのクリニックが複数回の治療を前提としている点です。

一般的には、2〜3回、多い場合で4回以上の照射を勧められることもあり、総額では10万円前後〜20万円近くになるケースも珍しくありません。
「1回◯万円」という表示だけを見て判断すると、後から想定より高く感じてしまう原因になります。

費用に幅がある理由としては、使用するレーザー機器の種類、医師の経験、立地、カウンセリングやアフターケアの内容などが挙げられます。
極端に安い場合は、照射範囲や回数が限定されていることもあり、逆に高額な場合は回数込みのパッケージ料金であることもあります。

**重要なのは「1回の値段」ではなく、「改善までにかかる総額」**を見ることです。
この視点を持つだけで、治療選びでの後悔は大きく減らせます。


保険は使える?保険適用・自費診療の線引き

結論から言うと、いびきレーザー治療は原則として保険適用外です。
理由はシンプルで、「いびきそのもの」は医学的に治療が必須と判断されにくく、生活の質を改善する目的の治療と位置づけられているためです。

一方で、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、検査やCPAP治療などが保険適用になるケースがあります。
ただし、レーザー治療については、睡眠時無呼吸症候群があっても自費診療扱いになることがほとんどです。

「病名がつけば保険が使える」という誤解をしている人も多いですが、治療内容ごとに保険適用の可否は異なります。
レーザー治療は、現時点ではその多くが自由診療として提供されています。

そのため、費用を抑えたい場合は、保険適用になる治療と自費治療をどう使い分けるかという視点が重要です。
最初から「レーザー一択」と決めるのではなく、診断結果を踏まえて選択肢を整理することが、結果的に無駄な出費を防ぐことにつながります。


他のいびき治療との費用・特徴比較

いびき治療には、レーザー以外にも複数の選択肢があります。代表的なのが、CPAP治療、マウスピース治療、外科手術です。
それぞれ費用構造と特徴が大きく異なります。

CPAP治療は保険適用で、月数千円程度の負担で済むことが多い一方、装置を毎晩装着し続ける必要があるという継続負担があります。
マウスピース治療は、初期費用が数万円〜十数万円で、比較的手軽ですが、効果には個人差があります。

外科手術は一度で効果が出る可能性がある反面、身体的負担やダウンタイムが大きい点がデメリットです。
レーザー治療は、その中間に位置し、「外科ほど重くなく、マウスピースより積極的」という立ち位置だと考えると分かりやすいでしょう。

費用だけを見るとレーザーは高く感じやすいですが、通院回数や生活への影響も含めて比較することが重要です。


費用だけで選ぶと後悔しやすい理由

いびきレーザー治療で後悔するケースの多くは、「安さ」だけを基準に選んでしまった場合です。
特に多いのが、回数前提の説明が十分でなく、「1回で終わると思っていた」というパターンです。

また、効果が出にくいタイプのいびきであるにもかかわらず、十分な評価を行わずに治療を始めてしまうと、費用をかけたのに改善を実感できないという結果になりがちです。
これは治療法そのものの問題というより、適応の見極め不足が原因であることが少なくありません。

カウンセリング時には、自分のいびきの原因、必要回数、総額、効果の限界について具体的に確認することが重要です。
「何回やれば必ず治る」という表現には注意が必要で、現実的な期待値を共有してくれるかどうかが、信頼できる判断材料になります。

結果として、費用以上に大切なのは、納得して選べているかどうかだと言えるでしょう。


いびきレーザー治療は「費用に見合う」のか?

では、いびきレーザー治療は費用に見合う治療なのでしょうか。
これは一概に「高い」「安い」で判断できるものではありません。

例えば、軽度〜中等度のいびきで、喉の緩みが主因の場合、レーザー治療によって生活の質が大きく改善する人もいます。
睡眠の質が上がり、日中の集中力が改善したり、家族からのストレスが減ったりと、金額以上の価値を感じるケースもあります。

一方で、重度の無呼吸がある場合や、原因が別にある場合には、他の治療を優先した方が合理的です。
つまり、レーザー治療は万能ではなく、「条件が合った人にとってコスパが良い治療」だと捉えるのが現実的です。

費用の数字だけで判断するのではなく、自分の症状と得られる変化を天秤にかけることが重要になります。


まとめ|費用相場を理解した上で、納得できる選択を

いびきレーザー治療の費用相場は、1回数万円、総額では10万円前後からが一つの目安です。
保険は原則使えず、自費診療である以上、事前に十分な情報整理が欠かせません。

大切なのは、「高いか安いか」ではなく、自分のいびきに本当に合った治療かどうかです。
他の治療法と比較し、効果・負担・費用を総合的に考えることで、後悔のない選択がしやすくなります。

レーザー治療は、正しく理解して選べば有効な選択肢の一つです。
その判断のために、この記事が冷静な検討材料として役立てば幸いです。

参考文献

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pp. 1–7
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23377231/

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J. Vizintin, M. Rivera, V. Miracki
2012年
pp. 1–6
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22945400/

Laser-assisted uvulopalatoplasty for snoring: medium- and long-term results
M. F. Terris, M. C. Clerk
2002年
pp. 312–317
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12161734/

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