寝てる時にフガッと目が覚める…それ、睡眠時無呼吸のサインかもしれません

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寝てる時に「フガッ」で目が覚める夜が続いていませんか?

夜中、眠っているはずなのに突然「フガッ」「ハッ」と息を吸うように目が覚める。心臓が一瞬ドキッとして、何が起きたのかわからないまま再び眠りにつく。そんな経験が続くと、「疲れているだけ」「たまたまだろう」と自分に言い聞かせがちです。
ただ、この症状を検索してここに辿り着いたということは、どこかで違和感を覚えているはずです。実際、同じような体験をしている人は少なくありません。そして調べていくと、その裏に睡眠中の呼吸トラブルが関係しているケースがあることがわかってきます。
この先では、「なぜフガッと目が覚めるのか」「放置するとどうなるのか」、そして現実的な対処法までを整理していきます。


寝てる時に「フガッ」と目が覚めるのはなぜ?

睡眠中、人は無意識に呼吸を続けています。しかし何らかの理由で空気の通り道が一時的に狭くなると、呼吸が浅くなったり、止まりかけたりします。すると脳は「このままでは危険だ」と判断し、強制的に覚醒させます。その瞬間が、あの「フガッ」という息を吸い込む動きです。
本人にとっては一瞬の出来事ですが、体の中では明確な防御反応が起きています。問題なのは、これが一晩に何度も繰り返されることがある点です。自覚がないまま睡眠が細切れになり、深い眠りに入れなくなっていきます。
つまりフガッ覚醒は、単なる寝相や癖ではなく、呼吸が乱れているサインとして捉える必要があります。


それ、普通のいびきとは違います

いびきと聞くと「音の問題」と思われがちですが、フガッと目が覚めるケースは少し性質が異なります。普通のいびきは、呼吸は続いているものの空気の通りが悪く音が出ている状態です。一方で問題になるのは、いびきが急に止まり、その直後にフガッと息を吸うパターンです。
これは一時的に呼吸が止まりかけ、体が危険を察知して覚醒している可能性を示します。本人は気づかなくても、家族やパートナーから「急に静かになった後、苦しそうに息をしていた」と指摘されることもあります。
音の大きさよりも、呼吸のリズムが途切れていないか。ここが普通のいびきとの大きな分かれ目です。


睡眠時無呼吸が疑われるサイン

フガッ覚醒がある人には、他にも共通しやすいサインがあります。たとえば、しっかり寝たはずなのに日中強い眠気が出る、朝起きたときに頭が重い、集中力が続かないなどです。
これらはすべて、睡眠の質が下がっている結果として説明がつきます。呼吸が乱れるたびに脳が覚醒していれば、体は十分に休めません。
厄介なのは、本人が「眠れているつもり」になってしまう点です。毎晩のことなので異常と認識しづらく、年齢や忙しさのせいにされがちです。しかし複数のサインが重なっている場合、一度立ち止まって原因を考える価値があります


放置すると何が起こるのか?

フガッと目が覚める状態を放置すると、まず影響が出るのは日常生活です。慢性的な睡眠不足に近い状態が続き、判断力や作業効率が落ちていきます。さらに長期的には、血圧や心臓への負担が増える可能性も指摘されています。
重要なのは、これが「夜だけの問題」ではないという点です。睡眠は回復の時間であり、そこでトラブルが起きていれば、体全体に影響が及びます。
軽症の段階であれば選択肢は多く、生活への影響も最小限に抑えられます。だからこそ、「まだ大丈夫」と思えるうちに向き合うことが大切です。


睡眠時無呼吸の主な治療選択肢

治療と聞くと構えてしまいますが、実際には段階があります。一般的に知られているのはCPAPやマウスピースですが、これらは症状や重症度によって向き不向きがあります。
CPAPは効果が高い一方で、装着の違和感が続く人もいます。マウスピースは比較的手軽ですが、全員に合うわけではありません。
大切なのは、「選択肢が一つではない」ということです。特に軽度〜中等度のケースでは、負担の少ない方法を検討できる余地があります。その一つとして近年注目されているのが、レーザー治療です。


いびき・フガッ覚醒にレーザー治療という選択

レーザー治療は、喉の奥の軟らかい組織に熱エネルギーを与え、気道を狭くしている原因にアプローチする方法です。外科手術のように切開は行わず、体への負担が比較的少ないのが特徴です。
この治療は、いびきの改善だけでなく、フガッ覚醒のような呼吸トラブルにも効果が期待されるケースがあります。特に「CPAPは避けたい」「生活への影響を抑えたい」という人にとって、現実的な選択肢になり得ます。
すべての人に万能ではありませんが、治療の入り口として検討する価値がある方法と言えるでしょう。


レーザー治療が向いている人・向いていない人

レーザー治療が向いているのは、いびきが強く、フガッと目が覚める症状があり、なおかつ重度ではないケースです。逆に、無呼吸が非常に重い場合や、骨格的な要因が主な原因の場合は、別の治療が優先されます。
ここで重要なのは、自己判断で決めないことです。適応を見極めるためには、事前の診察や検査が欠かせません。
向き不向きを正しく知ったうえで選ぶことで、「思っていたのと違った」という後悔を減らすことができます。


まとめ|「フガッ」は体からのサインかもしれません

寝ている時にフガッと目が覚める現象は、決して珍しいものではありません。しかしそれを「よくあること」で済ませてしまうか、「体からのサイン」と受け取るかで、その後は大きく変わります。
原因を知ることで、選べる対処法は増えます。レーザー治療も、その一つとして知っておく価値があります。
もし今も同じ症状が続いているなら、一度専門のクリニックで相談してみる。その小さな行動が、睡眠と日常の質を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

参考文献

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