いびきが止まらない…睡眠時無呼吸症候群は何科?迷ったら最初に読む記事

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いびきが止まらない…これって何科に行くべき?

毎晩のようにいびきが続き、家族から注意されたり、自分でも途中で目が覚めたりすると、「さすがに何かおかしいのでは」と感じ始める人は少なくありません。ただ一方で、病院に行くほどなのか、行くなら何科なのか分からないという壁にぶつかり、そのまま放置してしまうケースも多いのが現実です。
いびきは単なる癖ではなく、睡眠時無呼吸症候群という病気のサインである可能性があります。この記事では、まず「何科を受診すべきか」という疑問を整理し、そのうえで検査や治療の流れまでを段階的に解説します。最後まで読むことで、今の自分が取るべき行動がはっきりするはずです。


睡眠時無呼吸症候群とは?ただのいびきとの決定的な違い

いびきと睡眠時無呼吸症候群の大きな違いは、睡眠中に呼吸が止まっているかどうかです。一般的ないびきは空気の通り道が狭くなり音が出ている状態ですが、睡眠時無呼吸症候群では気道が塞がり、数十秒単位で呼吸が止まります。
この無呼吸が一晩に何十回、何百回と起こることで、体は慢性的な酸素不足に陥ります。結果として、日中の強い眠気、集中力低下、頭痛、高血圧などにつながることが分かっています。音の大きさよりも「質の悪い睡眠」が問題である点が、見落とされやすいポイントです。


いびき・睡眠時無呼吸症候群は何科を受診するのが正解?

「いびきなら耳鼻科?」「無呼吸なら内科?」と迷う人は多いですが、実際にはいくつかの選択肢があります。主に受診先として挙がるのは、耳鼻咽喉科、内科(呼吸器内科)、睡眠外来です。
それぞれ役割が異なり、耳鼻咽喉科は鼻や喉の構造的な問題を診るのが得意です。一方、内科や呼吸器内科は全身状態や合併症の管理を重視します。睡眠外来は検査に特化しているケースが多いのが特徴です。重要なのは、「どこが正解か」よりも、最初の一歩として受診できる科を選ぶことです。


まずはここをチェック|症状別・おすすめの受診先

症状によって、最初に向いている診療科はある程度整理できます。たとえば、鼻づまりが強い、喉が狭いと言われたことがある、大きないびきを指摘されている場合は、耳鼻咽喉科が入口として適しています
一方で、肥満がある、日中の眠気が非常に強い、高血圧や糖尿病を指摘されている場合は、内科や呼吸器内科が合うケースもあります。ただし、迷った場合は耳鼻咽喉科を選ぶ人が多く、そこから必要に応じて他科へ紹介される流れが一般的です。一人で正解を探し切ろうとしないことが大切です。


病院では何をする?検査と診断の流れ

初診では、いびきの頻度や家族からの指摘内容、日中の眠気などについて詳しく問診されます。その後、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、睡眠検査が行われます。
自宅で行う簡易検査では、呼吸の回数や酸素濃度を測定します。必要に応じて、医療機関で一泊して行う精密検査が追加されることもあります。これにより、無呼吸の回数や重症度が数値で分かります。「なんとなく怪しい」を客観的に判断できるのが検査の大きな意義です。


睡眠時無呼吸症候群と診断された場合の主な治療法

診断後の治療は、重症度や原因によって異なります。代表的なのがCPAP治療で、寝るときに機械で空気を送り込み、気道を広げる方法です。効果は高い一方、装着の煩わしさから継続が難しいと感じる人もいます。
軽度から中等度の場合は、マウスピース治療が選択されることもあります。ただし、歯や顎への負担が課題になるケースもあります。生活習慣改善も重要ですが、それだけで解決する人は多くありません。治療は「続けられるかどうか」が非常に重要です。


いびき治療の新しい選択肢|レーザー治療とは?

近年注目されているのが、いびきに対するレーザー治療です。これは、喉の粘膜にレーザーを照射し、組織を引き締めることで、気道が塞がりにくくなる状態を作る治療です。
従来の外科手術と比べて切開を伴わず、出血やダウンタイムが少ない点が特徴です。施術時間も短く、通院で受けられるケースが多いため、仕事や生活への影響を抑えやすいのも利点です。いびきの原因が喉の緩みにある人にとって、現実的な選択肢として広がっています。


なぜ「いびきが主症状の人」にはレーザー治療がおすすめなのか

レーザー治療は、特にいびきが主症状で、無呼吸が軽度〜中等度の人と相性が良いとされています。CPAPほどの重装備が不要で、マウスピースが合わなかった人でも検討しやすいのが理由です。
また、耳鼻咽喉科領域で完結しやすく、診断から治療までの流れがシンプルなのもメリットです。「何科に行くか」で悩んでいた人が、そのまま治療の選択肢に進みやすい点も見逃せません。生活の質を下げずに改善を目指せる治療として評価されています。


まとめ|迷ったら放置せず、まず正しい一歩を

いびきが止まらない状態を「よくあること」として放置してしまうと、睡眠の質低下だけでなく、将来的な健康リスクにもつながります。大切なのは、完璧な判断をしようとせず、まず受診することです。
何科に行くか迷った場合は耳鼻咽喉科を選び、必要に応じて検査や他の治療法を検討すれば十分です。その結果として、レーザー治療という選択肢が見えてくることもあります。今の悩みを先延ばしにしないことが、最も確実な改善への近道です。

参考文献

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